「港帰りを待つ私」
作詞・伊藤正司
作曲・宮内ひろし
噂ばかりに背をおされ
尋ねて来ました旅の宿
志摩の大橋 丸い橋
潮の香りに
浜木綿咲いて
マストが並ぶ 港町
ああ 港帰りを待つ私
港酒場で 尋ねても
黒潮まかせと人は言う
戻るその日はまだ遠い
聞いて絆が
プツリと切れた
鴎よ鳴くな辛かろうが
ああ 鳴けば私も
なお 辛い
波が牙むく 熊野路は
ひとすじ涙も汐の味
情けあるなら海鳥よ
耐えて待ってる
私のことを
伝えておくれあの人に
ああ 港帰りを待つ私
「海女の舟唄」
海は朝なぎ
千鳥が鳴いて
浜に磯着の花が咲く
大漁祈願ってさぁ船出
舵をもつ手に波しぶき
夢もふくらむ
夢もふくらむ夫婦舟
ゆれる舟かげ
聞える唄は海女の磯笛愛の唄
たとえ嵐が吹こうとも
つなぐ二人の命づな
あなた任せの
あなた任せの夫婦綱
沖の汐なり
背中で聞いて
今日も大漁のかえり舟
ふたり身体を
いたわって
さしつさされつ
飲む酒は
明日も大漁の
明日も大漁の夫婦酒


