次期日本の首相を決る自民党総裁選は安倍晋三官房長官の圧勝の予想もあり、消化試合は燃え上がらず総裁選告示日の九月八日の安倍晋三の出陣式には代議士本人195人、代理人を含め245人が出席、勝ち馬に乗りたい心理から議員諸侯は安倍へ安倍へとなびいた。対抗馬の麻生太郎外相には二十人の推薦人は集まるが、谷垣禎一財務相は二十人の推薦人集めに苦労すると思われたが推薦人を集め出陣式に挑んだ。
谷垣派所属の川崎厚生労働相は当然、谷垣氏の側近を自負、谷垣首相誕生なら川崎官房長官と豪語も敗れては官房長官も夢の又夢と草葉の露と消えた。
安倍首相誕生を見越しての功名争いに参加できず五区選出で丹羽・古賀派の三ツ矢憲生は谷垣禎一の推薦人名簿に名を連ねた。
谷垣の推薦人で目を引くのは後藤田正純,野田毅,逢沢一郎、中谷元らで川崎二郎の名前は無く、ひと昔前には親分であった加藤紘一の名前はあった。
田村自民党県連会長は津島派の額賀福四郎防衛庁長官を擁立も出来ず津島派の大半は安倍に流れ、田村会長も安倍晋三を支持、比例区の平田耕一は青年会議所のつながりから告示後、麻生太郎の支持を打ち出した。
県内で川崎、三ツ矢両代議士の支援を受けた谷垣の善戦と見られ県内ではトップを争う勢いかと見られた。三重県の選挙人数は13,515人で持ち票5票である。
前回の総裁選では小泉前首相はブームに乗って票を伸ばし4、亀井静香1の分配であった。総裁選の公示を受け自民党県連は県内の党員・党有にハガキが送付され十九日必着で二十日の午後二時から党本部で開票された。
今回の自民党総裁選は安倍圧勝の中で注目を集めたのが二位に食込むのは麻生?谷垣?であった。
三重県での獲得票は人気の面で安倍には適わぬが川崎二郎と三ツ矢憲生の後援会組織の動きから、安倍には及ばないが谷垣は二位に付ける自信を漲らせたが意外にも振るわなかった。有権者総数13、515人で投票率61・97%、投票総数8375票、有効投票8330票、無効45。
安倍晋三 4185
谷垣禎一 2434
麻生太郎 1711
安倍は50%の支持を得てドント方式で割り当てられた持分の5票は安倍3、谷垣1、麻生1の分配となった。
予想外は谷垣の不振、麻生の善戦であった。戦前の予想では谷垣は安倍と拮抗して持分2票?の皮算用も戦い終わって虚しさが滲むようだ。
麻生は告示後、平田耕一の支援を受けたが奮戦の要因は、青年会議所を中心の運動を展開した賜物で三人の候補の中でも演説は一番好評であったのも党員・党友を惹き付けた一因かもしれない。
この結果、自民党は選挙に勝てる党の顔に安倍晋三を選んで十月の衆院補選、沖縄県知事選、来年四月の統一地方選と戦い、正念場の参院選と向うが、安倍首相も歯切れ良い言葉は並べるが政策の具体性に欠け、若さを暴露させる可能性も潜んでおり参院選の結果によって来夏以降にも死に体内閣の危険も予想されるだけに必死さが伺えてくるだろう。


