志摩市議会は十一月二日、臨時議会を一日だけ開会、議長に杉木弘明氏(66)、副議長に中川弘幸氏(58)を選んだ。議長には杉木弘明氏と畑美津子氏が立候補、杉木氏が15票,畑氏11票,副議長選は中川氏15票、坂口洋氏11票であった。高岡英史議長の任期満了は十一月七日であるが、任期満了日が近づくにつれ市議の一部から七日の任期満了を待たずに早く辞表を出すべきと不可解な動きが本格化していた。
正副議長職を共に改選すべきとの動議が成立しても正副議長の任期は法律上、四ヵ年であり軽率に扱うべきないと定められているが早く議長職を手に入れたいと志摩市では,議会役員選出申し合わせ事項では次のように改めている。☆役員の任期は一年とし再選は妨げない。☆立候補の届出は所定の届用紙に署名、捺印を行い,正副議長選挙を行う議会当日の議会開催前までに選挙管理委員会(議会事務局)へ届け出る。要するに輪番制に近い方法で議長の椅子が早く一巡する方法を取り入れ一年任期を採択しただけである。
行政事例として地方自治法の中には、議長又は副議長に対する不信任議決に対して法律上の効果を附与した規定はなく不信任議決によって職を失うものではない。高岡英史議長の任期は十一月七日なのに任期前の辞職を求める市議会関係者の憶測は十一月八日・九両日は三重県が主催する第四十八回自然公園大会が志摩市を中心に開かれ式典には、皇族の常陸宮さまも出席されることから、七日の辞任では臨時議会も開けず前倒しでの臨時議会の開催であった。
議会事務局も高岡議長に十一月二日まで辞職願の提出を要請したと言うが何故、議会事務局の辞職勧告なのか理解に苦しむ越権行為は明白である。自治法には議長は議員の任期(四年)在任するものとされ議長の短期交代は、脱法行為で、議長は就任するときに辞職の時期を明示した辞職願を提出することは議長の職に対する冒とくとも書いてあるが、志摩市では志摩市議会役員選出申合せ事項で議長の任期は一年として再選は妨げないとあるが再選は見られない。十月下旬,会派代表や議会運営委員らの協議で十一月二日の臨時議会の開催決定で高岡議長は周囲の外堀を埋められ一部の市議らの裏工作に抵抗を感じた高岡議長は任期一杯の七日の辞表提出の構えを見せ紛糾した。辞表しない高岡議長に「会派代表者会議、議会運営委員会等の協議を経て臨時議会を二日に決定したのに従わない」として「議長高岡英史君不信任の決議案」を小森仁氏、山際優氏,森昶氏。山下弘氏、上村繁子氏の連名で提出の準備に入った。
竹内千尋市長も見ておれず?高岡議長への辞任の説得に動き高岡議長も、これ以上の辞表提出の拒否は困難と判断しての辞表提出で茶番劇の幕は降りたが、高岡議長の辞任の決定は会派代表者、議運委員との協議で臨時議会を十一月二日に決定された時点で高岡議長更迭の内堀は埋められた。
ある意味から言えば高岡議長の脇の甘さを突かれた感じだが、今回の正副議長選挙では五人会派「志成会」がキャスチングボートを握った。


