安倍首相は就任早々の神奈川16区と大阪9区の完勝で幸先の良いスタートを切り、リーダーとしての自信を深めている。北朝鮮のミサイル発射、続く核実験の横暴さに国民は北朝鮮に強攻策を取る安倍首相を評価した結果かも知れない。
しかし今月施行の沖縄県知事選の結果によっては、昨年の郵政民営化法案に反対した造反組の復党論は活発化してくる。特に無所属に身を置き先の首相指名で安倍首相に一票を投じた十二人の自民党への復党も視野に入ってきた。
こうした雰囲気が気になるのは「小泉チルドレン」と呼ばれる新人議員82人で特に刺客組と造反組と競合する議員も多く批判的だ。
十月十九日、伊吹派総会が開かれ同派の島村宣伸名誉会長が「かって自民党が真っ二つに割れたことはあったが、刺客を向けるようなやり方はしなかった。あれから一年。党籍を追われ、無所属の人は大変な思いをしている」と無所属議員の復党に理解する発言に福岡10区で刺客として自見省庄三郎元郵政相を破った西川京子は「私は党の命令で党のために戦った。刺客なんて言葉は使わないでほしい」と涙ながら訴え席を立つ一幕もあった。
自民党は衆院補選で連勝したが、問題は来年の参院選が正念場で一人区が勝敗を決めることから、造反組の復党を模索すれば、造反組の無所属議員は政党交付金が受けられず資金難は深刻な状況にあり、年末まで実現して欲しい事情もあるが小泉首相の意思を見極めた武部勤前幹事長は「来年の参院選で造反議員の協力がないと当選できないため復党を認めてほしいという動きになっているが情けなくなる。へなちょこばかりだ。悪いやつらをそう簡単に許してたまるか」激怒しながら反対した。
安倍首相も復党に向け自民党執行部で具体的な段取りを検討する考えを示し復党調整の加速を示唆したが悩みは、世論の動向だが、小泉前首相は造反者の復党は参院選に逆効果だと異論を唱え安倍首相の復党容認姿勢を強くけん制、復党を急ぐ青木参院会長や片山幹事長の鞘当が見ものである。


