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2006年11月20日

県議会基本条例案 知事も議会も同格主張 野呂知事は痛烈に批判

 九月十六日、藤田正美議長、岩名座長、三谷副座長は「議会基本条例案」の素案を発表、十二月議会に上程、成立を目指すが、荒れ模様となってきた。

 素案は「二元代表制」の理念を掲げ☆議員の責務及び活動原則☆知事との関係☆議会の機能強化☆県民との関係☆政治倫理など十項目、二十八条から成立っている。

 基本条例は、今年五月に北海道栗山町が成立したが、都道府県では制定の例は無く県議会は五月から県議会基本条例の素案作りに着手しており、今回の発表となったが、仮に制定されれば三重県は全国の先駆けとなる。

 記者会見をした岩名秀樹座長の言分は「議会も知事も共に県民から選ばれた代表、これまで県議会は県の付属機関と見られてきた。この認識を払い県民の意向を県政に反映させたい」と強調していた。

 条例検討委員会(岩名秀樹座長)は「知事も県議会議員も県民から選ばれた者」だから議会も知事と同等の権利を有し「二元代表制」を明文化し、地方自治法に規定されていない常設の付属機関を設置して議会の機能強化を盛り込んだが、野呂知事は「非常に問題点はある」と不満を述べ先月の定例記者会見で「政策提言、立案、決定の表現が有り、地方自治法を踏み越え調合性に問題だ」と厳しく批判した。 

 岩名座長は「七千億円ものカネを知事一人に委任したわけではない」だから県民から選ばれた県議会にも政策や予算の編成にも権限を認めるべきであるとの思いが伝わる。

 昨年三月、条例検討会の前身である「二元代表制における議会の在り方検討会」では「議会は政策を表明、知事や執行部は、議会の発表した政策に基づき予算の編成を行い決定は県議会が行う」の素案には、知事の権限である予算の編成権や予算権を奪われ、権力を議会側に握られる不満もあり、野呂知事も強く反発した経緯もあり改めて基本条例案の素案の批判となった。

 野呂知事は「今後,議論を積重ねていきたい」と遠慮ぎみに述べたが「知事の権限を弱めるための画策」だと判断して反対もするであろう。

 岩名座長の提言する二元代表制の明文化は画期的と評価されるのか?行き過ぎた越権?と批判されるか予断は許さないが県民の注目する事になる。

 全国的にも例を見ない基本条例案で知事の権限剥奪の基本条例案だけに野呂知事も執行部と知恵を絞り反撃してくるだろう。

 条例検討会は今の処、十二月議会に上程、成立を目指す意向だが野呂知事としては、権力の源である政策の決定権や予算権を奪われる事は権力者の特権の剥奪で承服しかねないと抵抗を試み条例検討会に再度議決を諮る「再議」を求め知事、執行部対県議会は権限を巡っての駆引きは活発するだろう。

 この条例検討会の素案の裏には岩名座長の思い入れを感じ県議会基本条例案は県民から幅広く意見を聞いた上と釈明するが、岩名座長の並々ならぬ決意を見るが、今後とも県議会基本条例の素案を巡る論議は高まるが、議会と知事の対峙の図式で野呂知事と岩名座長との溝は深まり野呂知事にすれば議会は俺を舐めた話だと苦虫を潰したような顔が浮かんで来る?

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