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2006年11月20日

何故か今頃県庁の裏金発覚? 過去三重県でも大騒動の問題

 何故か今頃になって岐阜県の裏金問題がクローズアップされている。その内容は、岐阜県庁が組織ぐるみで裏金を捻出し約4億4千6百万円をプール、国の役人接待や県幹部職員の飲食代などに充てていたと言うものだが、この県庁の裏金問題、今から10年ほど前にもなろうか、北海道、宮城福岡県などと共に我が三重県でも大騒動になった事を記憶しておられると思う、三重県では94年当時2年間の裏金が約12億円を超え発覚、管理職が毎月返還する事で04年3月までに、福岡県では59億円という気の遠くなりそうなネコババをこれも05年までかけて返済し終えるなど誠に恥ずかしい話が世間を騒がせたものだ。

 今回発覚した岐阜県の裏金問題も、96年当時に多くの県で問題化された裏金事件と全く同種のもので、他の県は発覚と同時に当事者が返済する事で一応のけじめを付けた事になったが、岐阜県はこれを葬り去ろうと画策した事でより大きなダメージを受ける事になったのである。

 隠蔽工作がばれたことで新たに公務員の無軌道振りを露呈した形となったが、それにしても裏金の処理に困り焼却したりゴミと一緒に廃棄するなど言語道断ではないか。岐阜県民ならずとも腹の立つ話だ。又、せっかく過去の汚点が風化し胸をなで下ろしていた返済処理済みの他県に取っても全く迷惑な話だろう、10年前なら恥知らずの無節操行政に対する世間の目も今ほどではなく、ネコババした裏金を返済する事でそれ以上の責任追求はなかった。

 裏金工作に関与しながらその後退職された知事も幹部職員もノン・ペナルティで満額の退職金を戴いて今や他人事のような顔をしているではないか。例えば三重県の場合2年間で12億円のネコババだが、この裏金工作を当時の北川知事は知らなかったのだろうか。岐阜県でも当時の梶原知事は発覚当初関与はもとより事実関係も全く知らないと否定していたが、調査が進むにつれ94年当時の裏金工作は国県を問わず公然の秘密だっと臆面もなく語っていた。つまり組織トップの知事が何も知らないで何億何十億という裏金が捻出できる筈はなく梶原元知事が認めたように、他県の知事も知らぬ存ぜぬで通せる話ではない。三重県にしろ福岡県にしろ幹部職員の弁済で発覚した分の裏金は返済された事になっているが、北川知事が退職金の中から自身の責任に見合う弁済をしたなど聞いてはいない。

 今回発覚した岐阜県の裏金捻出のテクニックについても架空旅費の請求によるものとされていたが、三重県の場合は架空出張に加え架空残業、架空臨時雇用などの手口も明らかにされていた。つまり残業もしていないのに超過勤務手当を請求したり職員の妻を臨時雇用した形を取って賃金をネコババした、などと言われている。

 何とも腹の立つのは詐欺に等しいネコババもバレたら返せば良いではないかの風潮だ。言い換えればバレ無ければやりたい放題と言う事になる。今回岐阜県で発覚した不祥事は既に三重県では処理済みの事だが、果たしてこれで良かったのか?志摩市には類似の事案はないのか?監査委員や議会議員の諸先生方の厳しい目と倫理感に期待したいものだ。

奥志摩タイムス02

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