不安、市内で子供が産めなくなる?高齢化社会にあって志摩市の医療行政がもがき苦しんでいる。
志摩市には県立の志摩病院に志摩町の前島病院、大王町の大王病院に加え浜島町の浜島診療所と4ヶ所の医療機関が運営されている。志摩市が合併するに当たって市の医療体制をどうするかにつき侃々諤々の議論があった事は記憶に新しい、合併5町の中に志摩町及び大王町が町立病院を運営していた事、更に合併直前になって志摩町が老朽化の著しい前島病院改築計画を合併協議会に提起、議論は二転三転し未だに明確な結論が出ていない現状にあるようだ。
合併協議会における市立病院体制に関する議論では、新市における市立病院は1ヶ所が妥当とする所から、新築間もない大王病院と老朽化の進んだ前島病院のどちらを市立病院とするかが最大ポイントとして議論されたが、前島病院の改築には莫大な投資が必要となる事や旧志摩町の改築計画提案は「駆け込み事業では?」との疑念を呼ぶなどネックとなり、旧志摩町対他の4町とがその是非を争う構図となった。
合併協議の経過を追うと、前島病院の改築は現下の医療情勢から相当困難が伴う事からこれに変わり診療所施設を併設した老人保健施設の建設を志摩町に誘致する代替案が浮上したが、大地震によって深谷大橋が崩落するような事が起こると志摩町は孤立、その事態での医療体制が取れない等と面白い議論まで飛び交う激論となった、結局当時の大口志摩町長は病院の全面改築を諦め代替案の老人保健施設を旧志摩町に誘致する事を選択し平成16年10月に志摩市の合併が実現し現在に至っている。
現に老人保健施設については約1億三千万円を投じて志摩町片田地区に建設用地の造成工事が始まっていて近い内の建築は実現の方向で動いているようだからこの流れから行けば前島病院の改築はなくなり、大王病院が当面志摩市立病院として志摩地域の医療体制は確立されていく事になるのだが、その方針も確たる方針が示されない現状に加えここに来て県立前島病院の診療体制が大幅に変更された事も絡み、志摩市の医療行政に対する不信とりわけ竹内市長の無策振りに市民の不満は高まっているようだ。
(続く)


