三重県知事選は来年四月二十二日の予定だが再選を目指す野呂昭彦知事の再選は確実な状況である。
前回の知事選は野呂知事を民主党は推薦し連合三重、特に県職労と三教組が動き軸足は非自民で、自民党は独自候補の擁立は出来ず自主投票で保守系の多くも野呂知事に投票、水谷俊郎氏や村尾信尚氏に圧勝した。
知事選の二期目は強いとされ野呂知事への対抗馬の影すらなく出馬しても泡沫候補扱いである。自民党も知事選を半年後に控えながら知事選への擁立の微塵も感じられない。磐石の基盤に乗り野呂知事の再選は間違いないが、悩みの種?があるならば小沢民主党代表の出方であろう。
小沢一郎代表は原則として自民党の相乗りを禁止、安倍首相との対決を全面的に打ち出す方向で対峙する。その例として愛知県知事選で三選を狙う神田真秋知事の対抗馬に石田芳弘犬山市長の擁立を決めた。
これまでの愛知県知事選は共産党を除くオール与党の相乗り図式が続き民主党が、独自の候補の擁立で32年ぶりに愛知県政界を二分する激しい選挙戦を演じる。この余波は三重県にも影響しそうである。小沢民主党代表は相乗り拒否の方針から三重県の場合、野呂知事は非自民を主軸の勝利だけに強気の作戦を強いてくると見られる。野呂知事としては自民党も相乗りのオール与党の陣営の支援は受けたいが、小沢代表は自民党との相乗り拒否を強く求めるのか注目される。民主党としては知事選で主導権を握り県議選で「新政みえ」が過半数26議席以上獲得すれば、七月の参院選へ高橋千秋参院議員への弾みは付く計算はあるだろう。
今の自民党では野呂知事への対抗馬の擁立は考えられない。小沢代表は知事選での相乗り拒否を求めた場合、野呂知事は困惑するが、民主党の強い北勢地区の獲得数が勝敗を決めるだけに民主党主導は避けられないが、野呂知事は県民の幅広い支持を期待し「県民党」を強調している。そうした中で民主党県連は九月十六日、幹事会を開き前回の知事選は連合三重、民主党県連や県議会「新政みえ」は、落選の怖さから渋る野呂松阪市長を知事に当選させた気負いもあり、来年の知事選も非自民・公明、共産党勢力の結集を図り知事選に挑みたい意向であろう。
民主党県連の芝博一選挙対策委員長も野呂知事が再選出馬すれば、前回同様の非自民・公明、共産の形態が望ましいと延べ自民・公明両党の相乗りを否定的だが、野呂知事は様子眺めで態度を表明しないが、決断の日々は近付き十二月議会では意思表示はあるのではないか?
知事選は民主党主導で推移するが、注目は音なしの構えを見せる自民党の動きである。政界一寸先は闇であり今後の地方選、参院選にも影響するだけに知事選を勝利の思惑もあるが、仮に自民党が民主党より、先に野呂知事推薦を発表した場合、野呂知事は辞退するだろう?
野呂知事の選挙態勢の理想は民主党が推薦、自民・公明は自主投票で野呂支援を暗黙に認めることが一番望ましい再選への態勢作り九月議会でも出馬表明は避けた。


