奥志摩タイムス01

Top >  2.志摩市 >  山下組JV低価落札?泣かされる下請業者も 志摩市老健施設


2006年11月12日

山下組JV低価落札?泣かされる下請業者も 志摩市老健施設

 志摩市発注の老健施設建設ほど虚々実々の入札も珍しかった。八月十日の市議会全員協議会での㈱I組の談合ありの追求から㈱I組は行政倫理への失望感から入札参加を辞退した。

 この㈱I組辞退で四JVの、どのJVが落札?か注目され浮上したのが、志摩町に本社を置く山下組―竹内工務店JVであった。山下組・竹内JVの主張は老健の建設地は志摩町へ建築されるから地元の業者の受注の論理であった。

 虫の良い主張だが建設業界では慣習として通用するのか?

 今回の入札騒動は八月一日の入札公告から始まり、代表者は県内の本店のある建築部門の900点以上と決めたが紛糾、JVを組む構成員は建築で500㎡以上の新築、増築、改築工がある者と決めながら後日、500㎡の基準が、いつの間に削減されたが、十日の全員協議会は入札条件の変更には異論なく代表者の㈱I組排除論の糾弾会となった。

 ㈱I組の入札参加の辞退から裏の駆引きも活発化し工事現場の周辺で工事実績が、あれば入札への主導権を握る業界だが昨今、志摩町に公共事業が、集中する中で建設現場は志摩町であり地元の山下組が受注するとの通報もあり競売入札妨害(談合)疑惑を招くような投書もあり、山下組―竹内工務店の落札説は消えなかった。 

 今年の検察庁の捜査の重点に談合事件の摘発で、公正取引委員会にも捜査権を与え談合防止を目的に違約金制度の導入を図り談合の撲滅を諮り、その見せしめに鉄鋼製橋梁の工事を巡る談合事件で国土交通省は、談合した企業に違約金100億円規模の請求を決定したが、地方の建設業界では競争入札妨害(談合)の認識の温度差もあり、談合が発覚すれば罰として指名停止処分、一年間は入札に参加出来ないし又、悪質と判断すれば二年間の指名停止である。

 志摩市の工事は志摩市の業者のJV論を打ち出す山下組の利己的な主張から、業者間に不信を呼ぶと共に談合疑惑の回避の認識も高まり、談合の危険性を避けたい機運から老健施設の建築入札は次第に談合論も消え、ガチンコ勝負の気配を漂わせ九月十九日の入札を迎えた。老健施設の本体の入札は山下組・竹内JVが落札した。

 水面下では、色んな噂は流れる中で山下組の水面下の根回しの強引さが、入札参加業者の反発を買い各JV各々が競った結果、山下組―竹内工務店JVが落札も採算性を割るような低価落札に業界も驚きも隠せない。

 落札は山下組・竹内工務店JVで約7億4700万円。二番札は坂下工務店・出馬重機JVの7億6880万円。磯部建設・上村工務店の8億2767万円。西邦建設・大西建設工業JVの8億5000万円であった。

 入札後に浮上してきたのが、志摩市の老健施設の設計図は伊勢市上野町に建設された老健施設の設計図と類似点は多く設計図を少し手直しただけで提出した?との情報も流れている。

 今回の老健施設本体の入札は、山下組JVの落札額は7億4700万円だが生コンの設計価格は1㎥11、000円に対して現在の相場は約14,000円へと値上がり、老健建築に必要な使用量から、計算しても生コンの価格の違いだけでも総額約2000万円以上の差額を吐き出す計算で型枠業者も困る?と予想している。 

 老健施設の建築現場の設計図では杭は百本以上の打ち込みとなっており、設計図通りの工事を完了すれば大サービスだ。

 疑問に思われるのは建物1800坪、7億4700万円を割れば坪単価41万5千円と非情に安いことから普通の住宅さえ坪単価41・5万円は掛かると言われるだけに山下・竹内工務店JVの老健施設の入札は意地の落札?とも勘ぐられ、落札金額は低いだけに手抜き?や下請業者泣かせの危険は高く検査の必要性は強まりそうである。又、世情に流れる伊勢市の施設の設計図の模倣であれば世論も一段と騒がしくなるのではないか。 

 通常、これほどの規模の建築の設計期間は少なくとも半年は掛かるが、志摩市の老健施設の設計は時間的も短くチェック機能は働いているのか?入札条件に変更しないと断言するが、理屈を付けて条件変更も有り得るとの裏話も聞かれるが、あってはならない。老健施設の完了まで目は離せないであろう。

奥志摩タイムス02

 <  前の記事 志摩の活性化にカジノ誘致に関心の野呂三重県知事  |  トップページ  |  次の記事 小泉改革で弱者は悲鳴!年寄りは死ね? 市役所の窓口に負担増の苦情が殺到  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://okushima.org/x/mt/mt-tb.cgi/116

         


このページについて

このページは「奥志摩タイムス:三重県伊勢志摩の新聞」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

奥志摩タイムス

Googleで検索
Google
Web検索 本紙を検索