自治体の倒産は有りえない?の神話も崩れようとしてきた。北海道の夕張市ショックは大きく「自治体が借金で破綻した時、どうするのか?」
この最悪時に備えて竹中平蔵総務相は総裁選まで中間報告をまとめるとの発言も安倍新内閣の誕生で首になった。ポスト小泉争いで小泉前首相の改革引継ぎながら地方への格差是正を打ち出すも明確な具体案には乏しい。
小泉―竹中ライン主導で「官から民」という構造改革によって自治体の資金繰りは変ろうとしている。
従来なら赤字に喘ぐ自治体は税金や補助金などを、やり繰りで凌いできたが、政府自体借金で首が廻り兼ねない状況である。
自治体は補助金カットなら、権限や税源を地方に廻せと主張するがカネの分配権を離したくない中央官庁の綱引きで権力を離したくない中央官庁に押し切られそうだ。
夕張市ショック冷めやらぬ九月早々、三重県でも名張市は深刻な財政難の陥った?の情報は流れてきた。
名張市は平成の大合併で単独自立の道を歩んだが、三位一体改革で一般会計の歳入分の交付税は二年前に比べ約6億円余り削減したのに歳出は逆に膨らみ景気浮揚策として公共事業などの借金返済は重く圧し掛かり、歳出の財源を得るために借り入れた公債費は三年前より10億円も増え財源不足を「ふるさと振興基金」や各種の基金を食い潰してきた結果,各種基金の合計残高も約8億円しかなく来年の予算編成は見込めるが平成十八年度には赤字に転落すると予測されてきた。
当然、名張市は緊縮財政の方針から大幅な歳出削減策を検討するだろうが先ず、槍玉に挙がるのは公共事業の見直し、三役や職員の給与のカットも視野に入った削減は発表されるだろう。
週刊ダイヤモンドにも衝撃な記事が掲載され三重県では尾鷲市はトップ、二番目に名張市、志摩市、伊勢市と続いており果たして志摩市は大丈夫?の黄信号から赤信号の点滅に変ろうとしている。
自治体の財政破綻は企業の破綻とは違い自治体は破綻したからと行政サービスを打ち切る訳には行くまい。
国の税金や補助金の資金の減額を補う為の頼りは金融機関であるが金融機関は「天気の良い日に傘を貸すが雨が降れば傘を取り上げる」で貸金の返済の担保が、なければソッポを向くことを認識しておくべきであろう。
自治体の財布は複雑で実態の把握は難しい事から自治体の財布を連結して財政状況を透明にすべきだとの意見は出てきた。
そのためには指標を作り各自治体の財政力が比較できるシステムの導入も必要である。当然、金融機関からの借入れには金融機関は慎重な審査を行わなければ「貸手責任」は問われ、借手は借手責任も廻ってくるから首長にも経営手腕も試されて当然であろう。


