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2006年11月11日

志摩の活性化にカジノ誘致に関心の野呂三重県知事

 日本は先進国の中で唯一.カジノを禁止しているが、ようやく日本でもカジノを合法化しようとする動きは本格化させてきた。

 いまでもインターネット上でカジノを楽しむことはできるが、カジノ産業が創出されれば現在日本の産業界をリードする自動車産業に匹敵する有望な産業だと言われ「超高齢化社会」にも大いなる貢献は期待される。

 野呂知事も自民党の代議士時代、リゾートに関する特別委員会副委員長として「リゾートは、いま、日本を変える」の著書の中で、

「一昔であれば、それは工場の誘致、工業団地の造成であった。しかし、時代は変り今や大量生産の第二次産業の工場を期待しても来るところも無く、ペンペン草だけが生えるといった状態となっている。そうした中で、過疎であることを逆手にとった開発、つまり、今まで人がいなくて良好な自然だけが、残された地域こそがリゾートの適地として一躍クローズアップされたのである。(略)リゾート産業は第三次産業の集合体である。地域の自立、経済発展の大きな可能性が秘められている」

 総合保養地域整備法(リゾート法)承認の第一号になった三重県も「ふるさとレインボー(夢)」計画、太陽と海と緑の三重サンベルトゾーンと定め磯部地区を太陽に輝く海岸構想を打ち出すもバブルが弾けて夢と消えた。その後、待ち受けていた未曾有の不況の波に飲込まれ苦吟の時代から抜け切れないで現在に至っている。

 現在の志摩市の観光客は短期滞在型の原因の一つに楽しくプレーする施設や遊ぶ場所の無いことも大きな原因で、これでは益々、観光産業は疲弊する危機感から如何に長期滞在型の魅力ある施設の建設が課題となった。

 カジノ解禁に向け自民党の観光特別委員会も暴力団の排除やカジノ依存症対策を織り込み近々、国会に法案の提案する機運も高まったことから東京都、大阪府、神奈川県も名乗りを上げ他にもカジノに期待する地方都市も続々、名乗り上げてきた。沖縄県、北海道、東北三県、滋賀県でも大津市、愛知県常滑市、森前首相の地元石川県珠洲市や和歌山県白浜町、静岡県熱海市なども地域の活性化への期待をカジノに向けら誘致合戦は激しさを増してくる。

 三重県は全体的に見て好況だが、景気の良いのは北勢と亀山市周辺で伊勢志摩や紀州は閑古鳥が啼いている。 

 九月十五日の志摩地域産業活性化懇談会の野呂知事を囲む懇談会でカジノに関する質問を期待されたが、質問は出なかったが、逆に野呂知事自ら志摩市へのカジノ誘致に触れ地元市長らの一致した誘致運動の大切さを示唆した。野呂知事は代議士時代に伊勢志摩も選挙区だけに地元の事情は把握しており、好況に沸く北勢や亀山市のシャープのような工場進出は望めないことを熟知しており、志摩市の活性化は観光の復活しかないとの思いは強いであろう。

 処が奇妙な動きも出てきた。志摩市の木村圭仁朗観光協会長はカジノ誘致に反対論者だとは信じられない。観光協会長の立場なら個人の利害、打算、思惑を捨て大局に立ち志摩市全体の将来に思いを馳せるべきではないのかと批判の声も強い。

 地域の活性化は「如何に観光客を集められるか?」である。このカジノ構想に飛びついたのは沖縄県で政府が「改革特区」の政策を打ち出し、沖縄県に内閣官房構造改革推進室からカジノを中心とした改革特区の提案も機運は今一つであったが、その後、各自治体、沖縄経済団体、市民団体などカジノ推進活動が活発になりオーストラリア政府系企業との共同のカジノ構想も生まれている。

 そうして糸満市が候補に選ばれた理由には空港に近い、本土に比べ観光開発の未整備もあるが、最も大きな理由に「市民団体の熱心な誘致活動」で沖縄県を観光立県への熱い思いであった。カジノ構想実現には県、自治体、市民団体の熱心な誘致活動ではないか。

 カジノが志摩市に実現すれば観光客も増え人が集まることがキーポイントで人は集まれば起爆剤となり経済効果が生まれ、雇用の必要性も出てくれば魅力或る志摩市への一里塚となろう。そのためには市民の理解と粘り強い運動は必要だが三重県も経済格差、収入格差の是正のための具体案を作成しながらカジノ誘致に懸命に取組む姿勢を見せる時は訪れてきた。 

 十五日の懇談会では具体的な構想には及ばなかったが、夢膨らます一里塚にしたいものである。

奥志摩タイムス02

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