七月五日の未明、突如の北朝鮮のミサイル七発の発射は惰眠をむさぶる日本国民に改めて北朝鮮の凶暴さに震撼させられた。ミサイル発射に対して経済制裁を強行すべしの声が沸き起こり国民の90%以上が支持した。
万景峰号の新潟港入港禁止六ヶ月、北朝鮮当局の職員の入国、北朝鮮のチャーター便の乗り入れの禁止を決め、その後、金融制裁、資産の凍結と強攻策を打ち出す主役を安倍官房長官は打ち出し国民の支持を集めている。
この北朝鮮のミサイル発射によって九月二十日に施行される自民党総裁選は、拉致問題やミサイル発射で強硬姿勢を崩さない安倍官房長官に有利な状況を生み出したと言える。
反小泉陣営から安倍官房長官の対抗馬と期待された福田元官房長官は、アジア外交重視と靖国神社参拝が自民党総裁選の争点と見られたが、福田元官房長官は七十歳の年齢、北朝鮮のミサイル発射で安倍官房長官の強攻策は国民の支持を受け柔軟外交の福田の不利は予想されたが、小泉首相の八月十五日の終戦記念日の靖国神社参拝の反応を見極めてからでも、総裁選は戦えると読んだ節もあるが、その本音を隠し自分が出馬すれば北朝鮮への対応、靖国参拝の賛否論から、国論を二分する事は好ましくないと総裁選の不出馬声明だが胸中も複雑であったであろう。
現在の森派の本家は福田の父親赳夫の清和会で、その源流は安倍の祖父の故岸信介で福田の後継者は安倍の父親の故晋太郎へと受継がれた因縁もあり森派から二人出れば、派閥の分裂を誘うことから森派の分裂を避けたい思いもあろうが、自民党総裁は即,新首相だから己の利害打算を封印して、国家国民の為に福田が主張してきた政策を打ち出し総裁選に挑めば、本格的な政策論から熱気溢れる総裁選も期待されたが、煎じ詰めれば負け戦を避けたいが本音であろう?。
総裁候補と目される「麻垣康三」から二番手の福田の不出馬で対抗は麻生外相、谷垣財務相だが、国民の世論調査でも大きく水を開けられ安倍との差は広がり誰をも安倍への統一候補の擁立も不透明でもある。
北朝鮮もテポドン失敗で国威を損ない威信を賭け、テポドンの再発射の可能性は高く国民は北朝鮮に強攻策を取る安倍官房長官への支持は高まり総裁選の成行は見えてきた。
昭和天皇の靖国神社のA級戦犯合祀に不快感を示しA級戦犯の分祀論が沸き起これば福田に神風は吹く?との期待感も不出馬、これでは最初から、勝負ありきの消化試合で総裁選も色あせてきた。反小泉非安倍陣営では福田に代わる新たな「統一候補」を模索し与謝野馨経済財政相や党内第二派閥の津島派の対応が注目を集めだし、若手には闘うべしと額賀防衛長官の擁立論も出るが、長老組は小泉首相に干され続け現状を分析すれば負け戦するより、安倍に協力、党内NO2の幹事長狙いの?ポストの配分を狙うようでは勝負は終った。鳩山邦夫や河野太郎も意欲は見せるが勝負にはならない。
変態山拓先生も色気を見せるが、同派には機を見るに敏な武部謹幹事長は親分山拓を見捨て勝ち馬の安倍官房長官にすり寄せ論功行賞狙いの行動するだろう。


