七月五日の早朝、安眠をむさぶる日本国民に、まさかのミサイルの日本海への発射に、死への恐怖心を与えた。
予想された?とはいえ、北朝鮮は国際社会の警告を無視して「テポドン2号」の発射によって北朝鮮は全世界から凶暴国家の烙印を捺された。
小泉首相と金正日総書記は2002年の「日朝平壌宣言」でミサイルの発射を延期を確認、再訪朝の04年5月の首脳会談でも再確認しながら、日本は約束を踏みにじられ、日本政府を、あざ笑うような発射に平和ボケ日本の国民に冷水を浴びせてきた。
日本政府は発射された五日、安倍官房長官は万景峰号の新潟港への入港停止を決めたのは当然の処置だが、鳥取県境港では、北朝鮮籍の貨物四隻が我が物顔で荷物を積んでいたことから、制裁は甘いとの声は次第に大きくなってきた。
北朝鮮の強攻策はアメリカがドル偽札づくりの不法行為に対し金融封鎖したことに大きな要因がある。このアメリカの金融封鎖の解除を狙って六ヶ国協議も拒否,アメリカとの直接交渉で金融解除の狙いもアメリカは断固として拒否し続ける苛立ち、発射を懸念する中国やロシアの困惑を尻目のミサイル発射は六ヶ国協議の議長国である中国の面目は完全に失わせた。
又、日本政府に甘さがあり、ミサイルの部品の調達は殆ど日本製品が使用され今後の制裁処置として北朝鮮との送金禁止、人的交流、ミサイルや核に関連する物資の輸出の管理を厳しくする必要はあろう。いつまでも「圧力と対話」を掲げ、毅然とした態度を取れない日本を「日本は恐るに足らず、怖いのはアメリカだ」と発信するも協議に乗らないアメリカへの威嚇のミサイル発射だが、この発射は自らの墓穴を掘るシグナルとなった。
北朝鮮が、ミサイルを撃ち込んだ七月五日未明はアメリカの独立記念日の四日の午後であり、スパースシャトルを一年ぶりに打ち上げた事からアメリカ何する物ぞの気概を国内外に誇示し、金正日体制の護持する姿勢も張子の虎の虚勢でミサイルを発射すればアメリカは直接交渉のテーブルに就くとの計算だとすれば目論み違いである。北朝鮮はクリントン大統領時代の98年にも協議に行き詰り水際作戦でテポドンを発射後、ベルリン協議でアメリカが経済制裁を解除の功を奏した味が忘れられず、柳の下の二匹目のドジョウを狙ったが、強攻策を取るブッシュ大統領には通じなかった。一発目は午前三時三十二分から次々と発射、4時間半余りで六発、日本が万景峰号の入港禁止を発令した後でも七発目を撃ち込みテポドン2号はアメリカ用なら韓国や日本はノドン、スカッドで充分で?日本や韓国を火の海にするだけのミサイルは、いつでも発射するぞの威かくでもあった。
このミサイル発射は国内の反北朝鮮感情に拍車を掛け、政府も世論を背に安保理での非難決議案を提出の強硬論を展開する日米に拒否権を持つ中国、ロシアは反対、決議案採択を延し、中国は代表を平壌に送り六ヶ国協議への参加を促すも拒み続け、金正日総書記にも逢えないで代表は諦めて帰国した。
北朝鮮へ食糧や経済支援する中国が説得すれば、北朝鮮側は応じるとの自負する中国は鼻柱を折られ面目を失った。中国もこれ以上北朝鮮を擁護すれば世界から、孤立し得策ではないと安保理で日米などが提出した決議案から、制裁の根拠となる国連憲章第七章を削除する北朝鮮非難決議案を全会一致で採択した。北朝鮮の朴国連大使は安保理で演説、ミサイル発射の正当性、決議案を提出した日米を罵倒、喋るだけ喋り退席した。その後,ボルトン米国連大使は発言を求め「採択後45分の決議拒否は世界記録だ」と茶化したが、北朝鮮は今回のミサイル発射で擁護する中国やロシアからも不快感を買いロシアでのサミットでもプーチン大統領は、議長総括でミサイルに加え拉致問題も明記され北朝鮮への包囲網は狭められ益々、世界から孤立するがアメリカ何する者ぞの気概から、日本の八月十五日は終戦記念日だが北朝鮮では日本からの開放を祝う光復節の日に再発射の可能性も云々されるが、再発射すれば金正日王朝の崩壊も視野に入ってくる。


