「物言う株主」として脚光を浴びた村上世彰容疑者も化けの皮を剥れ、結局は我利我利亡者の拝金主義者であった。一月のホリエモン逮捕から、次は村上だと囁かれた頃からオリックスの宮内義彦会長は公衆の前から姿を消して久しい。
福井俊彦日銀総裁も村上ファンドの創設時に一千万円を投資して巨額な利益を得たことから国民から、ひんしゅくを買うも,しぶとく総裁を辞めようとはしない。福井総裁も村上世彰容疑者を「志を激励の投資」というが果たして、そうだろか?の疑問を多くの国民は感じている。調べが進む内に村上ファンドのバックにはオリックスの宮内義彦会長の影がチラついている。
村上容疑者が、通産省の勉強会を通じて宮内会長と知り合い親交を深め七年前、村上世彰容疑者が村上ファンド設立に関して会社の作り方も知らない村上容疑者にオリックス関連の休眠会社を使わせ投資顧問会社に45%の4500万円出資、ファンドには3億円を拠出する後押しでスタートした。村上世彰容疑者が世間を驚かせた切っ掛けは、電子部品会社・昭栄に対する株式公開買い付けで、この昭栄の乗っ取り資金の提供はオリックスで140億円の融資で賄われた。六月二十二日の衆院財務金融委員会で福井日銀総裁の1000万円の投資の契約書にはオリックスの宮内会長と福井総裁の署名が明らかになり、共産党の佐々木憲昭氏は「村上ファンドは村上容疑者がすべて仕切ったのではなく、オリックスという親亀の上に村上という小亀が乗っていたのが実態ではないか」と追求したが、正に的を得た質問であった。
表では村上容疑者は「物言う株主」の正義の仮面をつけ、大株主の地位をバックに経営陣を脅し高配当を要求しながら、株価の値上がりを待って売り抜け、巨額の利益を得たが村上小亀より親亀のオリックスの利益は計り知れない金額であろう。小泉首相が、国会の延長を拒否したのも村上ファンドの捜査情報を掴み、小泉改革の重要な役割を担っていた宮内義彦会長への野党の追及を封じるための国会延長の拒否だとも言われる。
村上容疑者もファンド創設当時はカネも集まらず苦悩したが、宮内会長のバックを得て信用度は増し、オリックスが投資家から資金を集める「まとめ役」で資金を集めれば福井俊彦日銀総裁らの絶大な信用力を背景に経済界に人脈を広げた。
表で踊ったチンピラの小亀より、裏に隠れて巨利をむしり取った親亀宮内義彦オリックス会長まで追及しなければ真相は闇に消されるであろう。
ホリエモン事件が起きる前、東京地検捜査部長はホームページに「額に汗して働く人や職を失っている人たち、法令を順守して経済活動を行っている企業が出し抜かれる社会にしてはならない」と主張したが、村上容疑者の逮捕後の調べによって浮かび上がるのは、村上容疑者は、法の網を潜り抜ける手法を繰返す新しい時代の総会屋であり、その総会屋を資金を提供して陰で操り巨額の利益を得ていた宮内義彦会長こそ巨悪の根源で、民主党は規制改革・民間開放推進会議議長の宮内義彦会長参考人招致の要求も政官財のドミノ倒しが怖い官邸の飲めない要求であろう?。


