毎年六月二十四日は志摩市磯部町の伊雑宮で国の重要無形民俗文化財の指定を受け永い歴史を有し、磯部町民が誇る祭で日本三大御田植祭である。
厳かな神事が取り行われ伊雑宮から、粛々と早乙女や田道人達が神田に向かう行列は平安絵巻と称され、磯部町では七つの地区の交代制で受け持ち、今年は迫間地区の当番で御田植祭に向け一ヶ月の練習が繰返され当日を迎える。今年の主役を演じたのは大傘に暑さを凌がせながら田舟に乗って太鼓を打つ小学三年生の奥山大河君であった。
今の形式の御田植祭になって七百年以上の歴史の刻みは、親から子へ子から孫へと延々と受継がれる厳かな儀式は磯部町民の誇りであり、未来永劫絶えることのない格式ある儀式でもある。


