自民党は五月臨時議会の県議会役員選で党籍を有しながら「新政みえ」の萩野虔一氏に投票したのは、党規に反するから、処分せよと県連役員会を開くも意見の収拾は付かず党規委員会に一任した矢先、今度は昨年の衆院選で三重二区から出馬した小林正人氏が来春の県議選に鈴鹿市選挙区から、出馬の意欲を見せ支持者や関係者に挨拶周りをしていると自民党内からも批判の声も出始め、又も騒動の発端も芽生えてきている。
小林正人氏は川崎二郎衆院議員の秘書から平成十一年、鈴鹿市議に初当選、平成十五年の県議選に出馬し1万1,424票獲得するも1,057票差の次点に泣き昨年の衆院選にも自民党から出馬した。民主党の中川正春氏を相手に81,202票の獲得の多さに周囲を驚かせた。
鈴鹿市での獲得票は37,833票である。
平成十五年の県議選で小林正人氏は党公認、末松則子氏は推薦ながら、トップ当選したのが、推薦の末松則子氏で20,871票であった。その後、末松則子氏は自民党入りしたが、自民県議団の運営の不満から、中嶋年規氏や一人会派の石原正敬氏らも加わり岩名秀樹氏や藤田正美氏の無門会と合流して未来塾を結成、県議会役員選でのキャスチングボートを握り「新政みえ」と共闘して正副議長を自民党に与えなかった。
この欲求不満から処分云々に発展し、県議団の長老組と重い処分を訴えたのが、衆院三重二区支部長の小林正人氏であった。
小林正人氏の県議選出馬には、末松則子氏は不服で西場信行幹事長に抗議、西場幹事長も小林氏に注意すると語ったと言うが本心?は伺い知れない。
小林正人氏は、先の衆院選で8万余の獲得次期衆院選候補として二区支部長の椅子を仕留めており、自民党本部の決めた人選を勝手に破り県議選への出馬は「党議に反する行為」だとの批判も出てくるだろう。
鈴鹿市選挙区は定員四人だが、芝博一氏は参院選に当選で欠員だが「新政みえ」もポスト芝の候補の擁立を模索すれば、自民党も三年来の正副議長選での屈辱を晴らす意味からも鈴鹿市で二人の出馬も視野に候補の選考をするのではないか?
県議団とすれば副議長を「新政みえ」候補への投票は裏切り行為であり、議長職を逃がした長老にすれば憎い相手でもあろう。
小林正人氏も未来塾の末松則子氏は自無公の推薦する副議長に投票しなかったのは、党規に反する行為で末松氏の除名は当然と主張したが、六月二十三日の党規委員会で「末松則子氏ら五人は懲罰せず、文書による注意」に終ったのは小林氏にすれば誤算?で末松則子氏を除名し、無所属からの出馬なら不利で自分の当選は、間違いなしとの打算の除名発言なら、自民党有らずして、自分党の象徴する存在としてクローズアップされるだろう。
ここにも淀んだ人間の怨念と打算の入り混じった感情が働き、小林正人氏が、次期総選挙の相手は民主党の中川正春氏で打倒中川は容易ではないと考え?勝ち目の高い県議選への鞍替えの野心なら安定した職業の選択肢だが、「志」は低いが、計算高いお方?


