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2006年05月24日

今は気楽に海外旅行 隔世の感の団塊の世代

 サラリーマンには嬉しいゴールデンウイークは四月二十九日から始まりテレビでは国際空港から、海外にお出掛けになる毎年恒例の出発光景を眺めながら団塊世代から上の方々には、時代の移り変わりに隔世の感慨を味合う年代者も多いであろう。昭和二十年八月十五日の終戦、国破れ山河あり、焼け野原から日本国民は、飢えと貧困に耐え忍びながら明日の豊さを信じて勤勉を旨に努力してきた。

 池田勇人首相は就任早々「寛容と忍耐」「所得倍増計画」を打ち出したが、当時の国民には「所得倍増」は願望であって夢を見る感覚であった。

 資源の少ない日本は原料を外国から、輸入手先の器用さを発揮しながら不屈な精神的な支柱として「欧米に追いつけ追い越せ」と池田首相すらトランジスターラジオのセールスに励んだ。

 しかし当時の国民は飢えと貧困を体験しながらも心の豊かさを秘めて生きていたように思えてならない。

 団塊の世代が、少年の昭和三十六年の頃、志摩市でも「トリスバー」が雨後の竹の子のように開店した。

 トリスとは当時の壽屋、今のサントリーが売り出した大衆用のウイスキーであった。この寿屋が、打った宣伝も当時としては画期的なもので「トリスを飲んでハワイへ行こう」であった。団塊の世代や上の人々には、懐かしく思い出されるキャッチフレーズである。

 当時は、海外旅行も侭ならない時代で当選者六十四人に「ハワイ旅行費積立貯金証書」が送られたそうだが、実際にハワイ旅行に行ったのは、僅か四人で残りの当選者は、日々の生活費に充当するために現金で受け取ったと言われ又もや隔世の感を強くする。

 今年のゴールデンウイークは、好天に恵まれ伊勢志摩への観光客は久し振りの増加だが短期滞在で、今後は如何に長期滞在型の誘客対策は必要であろう。野呂知事も三重県の売りである「もてなし」の心に言葉と実際の接待との違和感を述べているが、観光客の癒される「もてなしの心」は簡単なようで難しい?日本の国民は物の豊かさを手に入れたが大切な相手を労わる心を失った。

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