明日には何が起こり得るかは一寸先は闇の世界は政治である。七ヶ月前の伊勢市長選では、加藤光徳旧市長,奥野英介旧小俣町長、辻三千宣旧二見町長に山中精一氏の四氏が競い終盤は、加藤対奥野の一騎打ちの様相から激しい票の争奪戦を演じ、加藤光徳伊勢市長は、当選を果たすも三ヵ月後に自らの命を絶つ衝撃的な事件が起り四月の伊勢市長選で森下隆生前県議は市民党を名乗り圧勝したが過去最低の投票率を記録した。
原因は幾つも挙げられるが、先の市長選は熾烈を極め嫌戦気分の蔓延、最初から森下隆生氏で勝負ありの観から選挙戦は盛り上がらない上に有権者の中には前回、加藤、奥野支援者は森下市長への自・民相乗りに対する支持者の反発などもあって棄権も多く低調な選挙戦に終始した。
この伊勢市長選も終り次の関心は次期衆院選三重5区の民主党の金子洋一氏は三度、民主党の公認を得られるのか否かである。
昨年の郵政民営化の是非の選挙で小泉マジックの催眠術に掛かった国民は、小泉首相に絶大な権限を与えた。国会再開当時は四点セットで小泉内閣に逆風が、吹くと思われたが偽メールでの民主党の永田議員の勇み足から情勢は一変、衆院千葉七区の補選では自民党の圧勝の声も前原民主党代表の辞任、小沢一郎代表就任から風向きは変わり始めたのに調子に乗り過ぎた武部自民党幹事長の拙劣な選挙戦術から、手痛い敗北を喫したのを受け小沢代表は、来夏の参院選で自・公の過半数割れを視野に戦略を練り始めてきた。
三重選挙区の民主党は高橋千秋氏を擁立、自民党は公募で小野崎耕平氏を決めたが、党員の不満を残しての一騎打ちだが、小泉改革で地方の自民党支援組織を弱体化しているだけに高橋千秋優勢で参院選を迎えるが、問題は衆院三重5区を金子洋一氏を次も公認するのか?候補者の入替え?だが、5区に限れば民主党の公認は、金子洋一氏以外誰を擁立しても金子氏に勝る候補者は居ないのが実情であるが、民主党は小選挙区で二度敗れたら三度目は公認しない方針だが先の衆院選で殆どの候補者は獲得数を減らす中で金子洋一氏は落選はしたが、約一万二千票余も増やした数少ない候補であった。
民主党は、次期総選挙の公認を早々と発表したが、政党助成金配分の激減で他の選挙区の小選挙区での候補の擁立は遅々として進まず未だに102選挙区では未定である。
そうした中で、5区の金子支持者に苛立ちは見られ早期の公認を待ちの望んでいる。
次の衆院選の注目点は前々回の伊勢市長選の影響から三ツ矢憲生氏に不利に働くのでは?の憶測は流れるだけに大票田の票の行方は勝敗に大きな影響を与えそうである。
前回の五区の状況を大雑把に分類すれば都市部で金子氏は三ツ矢氏に約二万票離され町村で約一万三千票離されており、次の衆院選では都市部で一万票近い上乗せと度会、北牟婁、南牟婁の三郡でも数千票の上乗せが当落の鍵となっている。
自民党も先の衆院選は小泉劇場の演出で都市部の無党派層の取込んだ結果の勝利だが政策は、社会格差を生み本来の自民党支持層の組織の弱体させた。
その結果は、来夏の参院選で占うことが出来よう。今では自民党も民主党も政策や主義主張の垣根は低く、野党への警戒心は薄れ金子洋一氏は、次の衆院選は三度目で最後の勝負となるだけに悲壮感漂う選挙となり同情票も期待され、未だに公認は降りないが、民主党も最後には金子洋一公認で落ち着くのではないだろうか?
一方の県議選では伊勢市選挙区は森下隆生氏が市長となったことから自民党は中川正美氏、未来塾は藤田正美氏、新政みえは中村進一氏で市長に転じた森下隆生氏の後釜に誰を推挙してくるのか?
昨年の十一月の伊勢市長選で健闘した辻三千宣氏の県議選への出馬云々の噂は市長選後に囁かれており、果たして辻三千宣氏は県議選に挑むであろうか?が注目されるが、もう一人二見町から出馬するとも言われ、奥野英介氏の出馬云々から県議選は混迷の度を深めてきた。来春の伊勢県議選区は定員四人に対して六人の可能性も出てきた。


