又、初夏の季節を迎えると賑やかな話題は三重県議会役員選挙である。
昨年、「真の二元代表制の実現に向け,数の倫理で正副議長」をと主張する新政みえに対して第二会派の自・公に副議長の要請を蹴られ、面目上対抗馬を出さざるを得なくなり「新政みえ」は議長に田中覚氏、副議長に三谷哲史氏、自・公は議長に橋川犂也氏、副議長候補に吉川実氏を擁立したが、議長選では田中覚27票、橋川犂也22票、複議長選は三谷哲史26票、吉川実22票で新政みえは正副議長を独占した。
一昨年は自民党の岩名秀樹氏と藤田正美氏の離脱から自民党は志摩市選出の山本教和氏を擁立、新政みえは、当て擦り?で岩名秀樹氏を担ぎ、山本教和氏と同数となったが、くじ引きで岩名氏が当選、昨年は新政みえに独占され、自民党県議団に虚脱感が漂っている。
三重県議会の会派では新政みえ22、自・無・公19で新政みえの優位さは伺えるが、勝敗の生殺与奪のキャスチングを握ってきたのが、昨年、自民党県議団から別会派を結成した未来塾の五人で、果たして今回の県議会役員選で、どのような行動を起こすのであろうか?
未来塾は藤田正美代表、中嶋年規事務局長、岩名秀樹氏、末松則子氏、石原正敬氏で基本的に「議会に政党の持ち込みは避け、政策や課題は会派の議論で決め、他会派とは是々非々でやる」との建前論で煙に巻くが、政治家の対立は政策論よりも好悪の勘定論に支配される事が多い。
同じ自民党系会派であることから自民党系から出馬する正副議長候補に投票するのが妥当かも知れないが、一昨年の岩名秀樹団長引きずり工作から袂を分けた感情問題のシコリは払拭できたであろうか?の疑問は残る。
こうした成行不透明な打破には感情対立の解消こそ急務であり、水面下での動きも活発になるが、新政みえの田中覚議長、未来塾の岩名秀樹氏と丁々発止のやり取り役を山本教和自民党県議団長が如何に立向かうかだ。
海千山千の岩名氏や田中氏相手では、山本団長の苦悩は見えてきそうである。


