志摩市にはじめてコンビニエンスストア(二十四時間ストア)が進出以来、雨後の竹の子の如く、各地にコンビニが生れたが、三重県の場合にサークルKとファミリーマートの店舗が圧倒的なシェアを占め、県内でのサークルKは193店舗、ファミリーマートが112店舗があり、次から次への進出に一店舗の売上が頭打ちの感すらしている。
この三重県内にコンビに最大のセブンイレブンの店舗は一つも無かったが、東海地方で昨年、岐阜県に進出してきた事から、やがて東海地方への進出は確実視されていた。
セブンイレブンはイトーヨーカー堂の子会社的な存在であったが今では親会社のスーパーを支え、持ち株会社を設立させ、百貨店の西武、そごうを傘下に収め世界でも流通業界最大の企業である。そのセブンイレブンが東海地方進出とくれば先駆者を自負するサークルKやファミリーマートも迎え撃つ態勢が急がれている。
セブンイレブンの侵略ぶりは静かに外堀から埋めかかっている。グループ企業の「セブン銀行」を尖兵隊に起用し、岐阜県では地元銀行とATMの利用携帯を結び、三重県でも、今年の夏には第三銀行と携帯しながら、いつでも出店OKの下準備として愛知県豊田市に弁当や惣菜の配送センター、一宮市には米飯専用の工場も完成させている事から、セブンイレブンが東海地方に進出計画をまとめ上げれば一気呵成の素早い出店攻勢を掛けてくることは間違いないであろう。
セブンイレブンはコンビの先駆者であり全国的な知名度に加え他のコンビニと比較して一店舗の売上金額が多い魅力はある。
常識的に見て人口密度の高い四日市市や鈴鹿市の北勢地区から出店しながら松阪市や伊賀地方への進出の線が常識であろう。
一店舗の売上げ予想ではサークルKで約50万円、ファミリーマートで約48万円と見られているが、セブンイレブンはサークルKよりも十数万円多いと見られるが、コンビニ最大のセブンイレブンの進出によって県内のコンビニ業界も生き残りを賭けた商戦に突入する。
何もコンビニ商戦だけではなく、今年から電子マネーの競争にも一段と拍車が掛かってくる。電子マネーは「目に見えないカネ」と呼ばれ、ソニーが中心の「エディ」、JR東日本の「スイカ」が電子マネーの二強と言われ、エディは、コンビニやスパーなどの流通系、スイカは改札口や駅ビルでの利用する交通系が縄張りで、エディの発行数は1480万枚、利用できる店舗は2万6千店、月の利用件数は1100万件でトップを走り、スイカは約950万枚、利用店舗は3千店、月の利用件数は620万件の業界に西武百貨店、そごうを傘下に収めたセブンも市場に打って出てくれば、スイカも昨年暮れにはスーパーの大手であるイオンと携帯するなど防御策を施すがセブンの参入は不気味である。
セブンイレブンには1万2500店舗を有し一気にスイカを抜きエディに次ぎ、発行枚数も1000万件と予想されるだけに、エディ、スイカもセブンの足音が気になりだした。


