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2006年03月18日

ポスト小泉レース混沌 小泉は安倍?森は福田? 「清和会」の調整が注目

 昨秋の衆院選で圧勝した小泉首相は、この勝利を楯に政策決定も上意下達で意の侭に動かし、大統領?の陰口さえ囁かれるが、小泉首相は馬耳東風であるが、風向きが、変り始めたのは、昨年も暮が押し詰まる頃から耐震強度偽装事件に端を発し、再開した米国産牛肉の輸入再禁止、衆院選で自民党が、全面支援したライブドアの堀江社長逮捕、防衛施設庁の官製談合で施設庁幹部の逮捕、信長気取りで皇室典範改正案も紀子さまの第三子ご懐妊で法案は見送らざるを得なくなり,四面楚歌で頼りの支持率も低下してきた。

 今国会の終了となる六月末も明ければ、自民党内はポスト小泉に向けて骨肉の争いが勃発する。

 候補には安倍晋三官房長官、麻生太郎外務大臣、谷垣禎一財務相、福田康夫元官房長官、自ら名乗りを挙げた山崎拓前自民党副総裁ら多士済々であるが、山崎拓氏は除外視される中で、小泉首相は安倍晋三氏を官房長官に抜擢し「衆院選であれ、参院選であれ,勝てる総裁の下で戦いたいというのは、かなり重要な要素になる」と暗に国民の人気の高い安倍氏に出馬を促す発言をすれば、森派の森喜朗会長は「来年の参院選は負ける」として安倍官房長官の温存を匂わせ森派の調整次第では派閥の分裂の危機さえ漂わせてきた。

 靖国神社参拝で,ギクシャクする中韓問題解決には,親中国派を自認する福田康夫氏を担ぎ中国との修復を願う先生方には、安倍首相となれば、世代交代が、一気に進む恐怖感や小泉首相に冷飯を喰わされた連中は多くいる。そこで果たして安倍晋三官房長官が総裁選に出馬するか否かであろう。

 官房長官就任早々は「総裁、総理というものは、天命がなくてはなかなか難しい」と控え目であった安倍官房長官も「国会議員になったからには、そうなりたい」と総裁選への意欲を見せ始めた。

 安倍官房長官の家系は祖父に岸信介元総理、安倍寛元衆院議員、父は総理を目前に控え病魔に倒れ志半ばで逝去した晋太郎元外相、弟は岸信夫参院議員、親類には祖父の弟佐藤栄作元総理と錚々たる家系を誇っている。

 そこで注目されるご婦人が登場してきそうである。安倍晋太郎夫人であり晋三氏の母親である。

 娘として岸信介氏の選挙を手伝い、嫁いだ晋太郎氏には「妻の内助の功」、晋三氏には「母の心」として三人の政治家の生き様を垣間見る時、父、信介は総理総裁として日米安保条約を締結したが、夫の晋太郎氏は、中曽根康弘元総理の裁定で総裁総裁は、竹下登氏に奪われ、ポスト竹下の一番手と云われ、総理総裁は後一歩の処で癌に命を奪われた無念さを眺めた夫人の胸中にも存在するであろう。

 「もちろん主人も、政治家を志したからには、いつかはトップとなるべく意欲を持っていたはずです。政策集団を継承氏、多くの方々からの強いご支援と期待をいただき、それに応えられるように全力を尽くしておりましたし、病床にあってもその気力でがんばっておりましたから、目的を目前にして果たし得なかったことは、返す返すも残念としか言いようがございません」と晋太郎氏の無念さを述べ「晋三には若さを結集できる仲間が居り、外務大臣秘書官として世界を見てきた実績もあり、世界の中の日本を考え、国政に新風を吹き込む気概があります。安倍寛,岸信介、佐藤栄作、安倍晋太郎に伝えられた国家のために尽くすという覚悟はあります。いずれ安倍晋三という個性を発揮した政治家に育ってくれるように念じております」と著書である「わたくしの安倍晋太郎・岸信介の娘として」より抜粋
 ここに来てポスト小泉は麻生太郎外務大臣や谷垣禎一財務相は歩は悪く、一気に安倍対福田康夫氏の一騎打ちの様相を見せ始め森派の調整に関心が集まる中で大枠としてアジア外交重視し、親中国の福田康夫か靖国神社参拝にこだわる安倍晋三かに的が絞られているが、安倍晋三氏の母親出る洋子さんの判断は如何に?である。

 小泉首相の言うようにチャンスは掴む時に掴むのか?来年の参院選は自民党に利は薄く敗れると先読みして福田氏に先を譲り、参院選敗北後、乃公出(い)でずんばの登板となるのか。夫、晋太郎の無念さを知る母親として判断にも関心は集まる。

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