十ヶ市町村合併で誕生した新・津市長選は二月五日に施行され連合三重や民主党が推薦した松田直久氏(51)が、元自民党県議の溝口昭三氏、元津市議の小倉昌行氏の両氏を退け初当選した。
津市長選得票数
松田直久63,388
溝口昭三46,846
小倉昌行37,050
新・津市の有権者は旧津市は約13万人,旧久居市、一氏郡の一部と安芸郡郡で約10万人で勝負どころは旧津市と見られ,接戦された市長選も終って見れば松田直久氏の圧勝であった。
松田氏の勝利は、連合三重、民主党、県議会会派の新政みえが一体となった組織力であろう。特に津市で生まれた松田氏だが、県議選の選挙区が異なることから津市での獲得票数が焦点となったが、その負を補填したのは連合三重などの組織力であった。
自民党系の溝口昭三氏小倉昌行氏は川崎二郎代議士系であるが候補の一本化は不発に終り分裂選挙を余儀なくされ、県都津市の首長を奪われたが、これで四日市,鈴鹿市、伊勢市に次いで津市を制覇したことになり、来年の統一地方選の県議選に弾みを付けた形となった。
今回の松田直久氏の勝利は旧久居市や郡部では二人の候補を凌いではおり、問題は旧津市での獲得数に絞られていたが、連合三重や民主党支持者を固め一部の自民党県議の支援もあり、旧津市を互角の戦いを演じたことが勝因であった。
敗れた溝口、小倉両氏は川崎二郎厚生労働大臣派でありながら、候補の一本化に失敗、自民党は両氏に推薦は出せず、自主投票では保守系の票は分断され、意外な票差で敗れ、来年の県議選で新政みえは勢いづき組織をフルに発揮した松田陣営に比較して、自民党系のバラつきは自分党のエゴが見られ県都の首長を民主党支援候補に敗れた後遺症の傷跡は重く圧し掛かってくるであろう。
三重県で四日市市,鈴鹿市,伊勢市に次いで津市の首長を奪取によって、新政みえの勢いに弾みが付きこの勢いで、志摩市での自民党独占打破の大義で対立候補擁立も現実味を帯びてきた。


