とてつもないニュースが飛込んできた。二月二十七日午前十一時頃、伊勢市前山の山林で、直径40㌢ほどの木のつるにベルトを巻き付け、首を吊っていた加藤光徳伊勢市長を捜査中の伊勢署員によって発見された。
加藤市長は二十六日午後五時十分頃、ジャンパに紺色のジャージー姿で散歩に出かけたが二時間経過しても帰らないため妻や息子さんが散歩道周辺を探したが発見できず、助役に連絡、二十七日午前零時半過ぎに伊勢署に届け三時過ぎから捜査を始めていた。
加藤市長は昨年十一月に初代伊勢市長選で激戦を制して当選して三ヵ月後の訃報であった。二十八日に新年度の予算が発表される予定であったが延期され市長選は五十日以内に施行されるが、この間、阿形助役が、職務代理を務める。加藤市長自殺の報に伊勢市役所は重苦しい雰囲気に包まれた。加藤市長を自殺まで追い込んだ心の闇に何が潜んでいたのか?


