し尿の海洋投棄が、ロンドン条約で平成十九年一月末に禁止される事が明らかにされ、当時の鳥羽市、志摩郡五町に度会郡南勢町、南島町の一市七町で鳥羽志勢広域連合が、東海地方で最初に設立されたが、ゴミ・し尿処理施設の建設地を巡って、きな臭い噂も絶えず無駄な税金の垂れ流しの「小田原評定」の繰り返しであった。
阿児町鵜方の横山から始まり二転三転として、ようやく井村均連合長(当時)は、地元の反対も何のそのと強引に現在の鳥羽市白木町に誘致した。
地元民は建設予定地には産廃の投棄の恐れがあるとして「岩倉水源地と加茂川の自然を守る会」は、加茂川に処理廃液を流せば、生態系にも影響を及ぼし、飲み水の安全を脅かすと反対したが、広域連合は問答無用と入札も終了、現在、急ピッチの作業が進められている。広域連合の強引さに押された形であるが、ここに来て、広域連合に新たな問題が起きようとしている。
し尿処理施設の処理水を加茂川に流すため配水管を国道に埋設する計画がある。し尿処理水の排出量は一日、250k㍑を国道167号の地下60㌢に配水管5㌔を埋設して鳥羽市松尾町を径て岩倉町で加茂川に流す計画である。
この埋設計画は知事の占用許可を受けた後、工事に掛かるが、約八ヶ月の工事期間が見込まれ、ゴールデンウィークや観光業が稼ぎ時の夏場などを考慮すれば、交通渋滞や市民の生活に支障をきたす恐れがあることから、県は広域連合に対して、関係地域の合意を図るよう文書で求めている。
広域連合では井村連合長の時代に配水基準の説明はしてきたが、配水管の埋設の説明は地元民には説明されていない。し尿処理水の配水管埋設の工事申請の条件の一つに「関係町内の了承」が有るだけに広域連合は、果たして地元住民の了承が得られるのか?
し尿処理施設の用地の決定、強引な工事への着手と広域連合と地元住民の感情的な対立もあり予断は出来ないが、優柔不断な井村均氏から、若くて実行力のある竹内千尋志摩市長が、連合長に就任したから地元民の説得も大丈夫だろう?


