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2005年12月07日

町長選の論功行賞?元南勢町長二人を助役 稲葉輝喜南伊勢町長

 旧南島、南勢両町の合併に伴う南伊勢町長選で当選した稲葉輝喜町長は、就任後、初の臨時議会を十一月二十八日開会、助役定数二人に改める条例改正案と川口米人(62)、世古好弘氏(65)の両氏の助役選任案を提案反対意見も出されたが採決の結果、20対9で可決された。

 この助役二人制には批判も相次いだ。助役二人制は三重県では人口30万人の四日市市と10万人の伊賀市に次いで三番目であるが、町では最初の条例改正であるが、稲葉町長は「対等合併で新町は分町方式を取っており、庁内の役割分担してもらい、収入役を廃止するので、人件費の負担は増えない」と答弁した。

 稲葉輝喜南伊勢町長は、先の南伊勢町長選で南勢町の元町長の抱込みに成功のお陰で太田久幸旧南勢町長を打ち破って初当選した。九月議会で出馬表明した太田久幸氏に対して、体調不良で入院していた稲葉輝喜氏の立ち遅れの感じを受けていたが、九月下旬頃から、稲葉当選なら、世古好弘助役説が流れ、選挙事務所開きに川口米人元町長も出席、有権者が約2千人多い南勢町で太田久幸氏の包囲網は敷かれ、二役を南勢町からの起用説も流れていた噂を事実が証明しているかのように十一月二十八日の臨時議会で条例改正案は可決された。

 議会側には二人助役制に反対する議員もいるが、稲葉輝喜町長の豪腕の前では無力であった。稲葉町長としては是が非でも勝ちたい初代南伊勢町長だけに選挙協力を餌に両氏に花を持たせ、自らは名誉と実を取った選挙戦だったと言えようか。

 世古氏の助役就任には、不平の声は少ないが、太田久幸に出直し選挙で敗れた怨念?から稲葉輝喜町長を支持した川口米人氏の起用には地元南勢町から批判の声は強い。

 今回の南伊勢町の助役二人制は、町長選挙で噂された世古、川口の起用説も助役、収入役の差が付けられず、同格の助役で遇したのではないか?と初代南伊勢町長選での論功行賞で報いたのであろうか。

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