小泉首相は韓国を訪問する前日、ブッシュ大統領との会談で日米関係は強固であれば、中国や韓国の関係も上手く行くと豪語して訪韓したが、小泉首相が予想していた以上にノ・ム・ヒョン韓国大統領は強硬であった。小泉首相の靖国神社参拝は、韓国への挑戦だと抗議、会談もとげとげしいものであったと報道された。
このニュースを聞いて山崎拓前副総裁は「それ見た事か、ざまを見ろ」の思いで旨い酒でも飲んでいらのか?
衆院選で圧勝した自民党の関心は党三役、内閣改造へと移りつつある時期、山崎拓氏は韓国に飛び日韓のギクシャクした関係の修復する自負から、訪韓して「無宗教の国立戦没者追悼施設」の構想を胸に心待ちして、内閣改造での入閣に心踊りながら待機したが、官邸からの呼び出しも無ければ、山崎派からの入閣はゼロであった。
子分だと思った武部謹幹事長のみ留任で副大臣や政務官さえゼロでは山崎拓氏の面目ない次第であった。
十四年前、竹下派への抵抗勢力として山崎、加藤紘一、小泉との頭文字からYKKの同盟を結んだが、加藤氏は森首相追い落しの乱で不仲、今度は山崎拓氏は冷酷にも小泉首相から切り捨てられ組閣後憮然と「YKKは終った」と言い放った。
傷心を癒すかのように11月9日、山拓氏?無宗教の国立戦没者追悼施設の建設を求める自民、公明、民主の三党の有志議員は「国立追悼施設を考える会」の設立総会を開いた。この総会には自民党から山崎拓氏、福田康夫元官房長官、加藤紘一元幹事長に公明党から神埼武法代表、冬柴鉄三幹事長、民主党からは鳩山由紀夫幹事長ら130人集まり自民党からは、約50人が出席して注目された。
現在の自民党内は小泉独裁で、堂々と異論を挟めない状況であることから「国立追悼施設を考える会」の創立総会は、反小泉派の旗揚げ?と関心を集めてきた。
日中、日韓ばかりか日露首脳会談でも北方領土問題は何の進展もなく、鈴木宗男衆院議員は外務省の戦略ミスを突けば、山崎拓元副総裁も「国立戦没者追悼施設」を打ち出し、予算づけを頼んだが、あっさり断られ、沖縄の普天間移転問題も党安全保障調査会長の俺が仕切れると思ったが大野功統前防衛長官の出番で蚊帳の外に忍耐強い?山拓氏も堪忍袋の緒を切ったのか、日中関係を「トップリーダーのホットラインが切れているのは拙い」
普天間米軍基地移転でも「交渉の手順がおかしい。沖縄抜きで決めたのは大問題だ。政府全体で取組んでなかった」とクレームを付けた。
最近の小泉首相の言葉に大きなブレを感じてきた。郵政民営化法案一つで抵抗勢力と決めつけ自民党公認をしないばかりか、刺客を送り次々と落選や引退に追込み、当選した前職ですら離党や除名させ独裁体制をつくり、意気揚々とAPEC21ヶ国・地域の首脳会談に先駆け韓国大統領の会談では、素っ気なく扱われ。中国は会談すら拒否され頭に来たのか小泉首相は最後の全体会議で「日中友好論」を吐いた。
「一つの意見の違いとか対立で全体の友好関係を阻害してはならない。中国、韓国と政治的首脳の交流は途絶えているが、他の関係は良好だ。どんなに批判されても結構。私は何らこだわりを持っていない」とブッシュ大統領の関係を誇示し、プーチンの来日を引き合いに会談拒否を当てこすりながら、独りよがりな独演会しかなかった。月も満れば欠ける。
公明党も自民党を勝たせ過ぎた反省も出てくれば、改革路線を競わす政府系金融機関の統廃合や三位一体改革で閣内不一致が出始め内閣の不協和音が高くなってきた。
公明党も自民党の勝たせ過ぎに後悔の念を抱いているのではないか。親中国派を自負する公明党は、小泉首相に靖国神社参拝の自粛を求めても何のつぶてで了解もせずに突然の参拝では面目を失い、自民党がまとめた新憲法草案に盛り込んだ「自衛軍」保持の明記に反対する方針で自・公の間には徐々に溝の深まりが強くなってきた。奢る小泉久しからずやで、公然と小泉批判の声も挙がって北も不思議ではないが?


