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2005年11月04日

6千5百票巡る攻防戦 選挙後も怨念は残る? 初代南伊勢町長選挙

 南勢町には先の町長選で負けた川口派、南島町にも反稲葉勢力が存在しており、太田久幸陣営は、南島町内の反稲葉派との連帯を探れば、南勢町でも反太田派と稲葉支持派との連携で両町を二分した選挙戦への突入は避けられない。

 有権者の数から言えば約2千票多い南勢町の太田優位説もあるが当選後、僅か四ヶ月少々で太田久幸陣営の後援会組織は、固まっていない弱点があり、稲葉輝喜氏は四期南島町長を務め、後援会の組織力において勝るものがあり、年齢的には太田氏の若さがあるが行政力に、未知数の不安定感は否めないなど一長一短である。

 南伊勢町の有権者の選択肢?は、どこに置くのか?基本的には地縁、血縁、利害、交友と、しがらみも絡んでくるが町長は俺らの町から?の地元意識の思いも強く打ち出される可能性もあるが、五ヶ月前の出直し町長選で新たなる憎悪感情も生まれ、液状化?の様相を見せ始めてきた。

 水面下では新町の助役、収入役人事も見え隠れして、町長選をより複雑なものになってくる可能性もある。

 当然、稲葉氏が当選すれば、均等感覚で助役を南勢町から起用するだろうし、太田氏なら助役は南島町から抜擢するだろう。このコンビの組み合わせによっても票の動きは微妙に変化をもたらす?かも知れない。

 序盤戦こそ太田久幸氏は、機先を制する形で七月議会での出馬表明したのに対して稲葉輝喜氏は、入院などで出馬表明は、遅れを取ったが、相手の出方を見ながら、満を持して出馬表明とも取れる出馬表明とも言えよう。

 南伊勢町の有権者は南勢町は約8、670人南島町は約6、700人の計1万5千人少々で投票率85%を踏めば総投票数は約1万3千6百人で当選最少ラインは、約6500票以上となる。

 南勢町の有権者は約8680人で投票率85%なら約7370票総投票数で、太田候補は約60%を抑え最少でも4500票の獲得は、必須条件の基本戦略が練られ、敵地の南島町で、最少2000票以上の獲得が当選への条件だが、先の町長選で出馬した川口米人元町長の地盤である宿田曾浦を中心の沿岸部の地区の票固めが、出来るのか?この弱点地区を稲葉輝喜候補に突かれそうだ?。

 一方の稲葉輝喜氏としては、有権者数で劣る南島町の有権者は約6700人、投票率85%と見込めば投票総数は約6000票で60%の3600票は欲しい処だが、長期政権への飽きと強固な反稲葉勢力の存在が気になるところであろう?

 稲葉氏が南島町で、この数字を上げても南勢町で、3000票近い票の確得が必要であるから、南勢町での稲葉輝喜氏の支持者の顔ぶれが注目されていたが、十月八日の稲葉輝喜選挙事務所開きには町長選で太田氏に敗れた川口米人、世古好弘両元町長も顔を見せたことから、太田支持派に少なからずの衝撃を与えた。

 南勢町を大きく分けて五ヶ所、宿田曾、南海、穂原地区の四つで太田久幸候補は五ヶ所が基盤であるが、他の地区では世古氏や川口氏の強い地盤と言われるだけに、稲葉陣営としては、宿田曾の沿岸部や世古氏の支持派の多い穂原地区出の切り崩しが、注目され逆に太田久幸候補の当落の命運を分けるのは、この三地区を如何に防禦(ぼうぎょ)出来るか否かに掛かってきた? 

 これらの観点から南勢町での稲葉陣営は「攻撃は最大の防禦」の戦略を組めば、太田陣営は守りを強いられる「防禦作戦」の票固めになるだろう。

奥志摩タイムス02

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