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2005年11月04日

豊国建設の民事再生で 工事・材料代を肩代り ㈱神鋼環境代理弁済?

 旧大王町発注のゴミ最終処分場建設は、反野名澄代町長派の談合追及の混乱で先行きが危ぶまれたが,昨年八月の臨時議会で承認された。土木工事は大林組と水処理の工事は神鋼電機の子会社の神鋼環境ソリューションと決り工事費併せて約16億円を超えた。

 土木工事を請負った大林組には、問題は起こらなかったが、水処理建設工事を請負った㈱神鋼環境ソリューションに問題は起こった。

 ㈱神鋼環境ソリューションの一次下請けに大阪府の豊国建設を指名、豊国建設㈱の下請けに志摩市の業者も参加して、工事は六月頃から取り掛かり、代金は十月の期日の手形を受け取っていた処、九月十日付けで豊国建設㈱は民事再生手続き申立ての通達があり工事代金を一銭も貰っていない志摩市の建設業者は大慌てであった。

 豊国建設㈱や㈱神鋼環境ソリューションは裁判所の命令によって支払いを検討するとの連絡であったが、通告は九月十日までの工事・材料代の配当金は3%で九月十一日以降の工事・材料代金は契約通りに支払うとの事であったが、下請け業者には不満が募った。

 豊国建設㈱は民事再生申請で救済されるかも知れないが、志摩市の建設会社は代金を切り捨てられる事から豊国建設㈱を下請けに指名した神鋼環境に指名した責任で揉めると思われた矢先、土木工事の請負う大林組は工事の期日内の完成を危ぶみ、残る豊国建設㈱の工事を請負い、九月十日までの工事・材料代は大林組は責任を以って支払う約束が出来たことからゴミ最終処分場の工事は再開された。

 志摩市の建設業者にしてもスーパーゼネコン大林組のお墨付けなら安心して工事に馳せ参じることが出来た。

 十月の中旬頃になって、豊国建設㈱の不払いの代金を㈱神鋼環境ソリューションが責任を以って十二月の支払いを約束し、支払い期日を短縮して十一月中にも支払ってくれるとの朗報は志摩市の業者には喜ばしいニュースは飛込んできた。

 ㈱神鋼環境ソリューションにしても自社が指名した下請けが民事再生申し出に指名した道義的な責任を感じての代理弁済かも知れないが、神鋼環境ソリューションの信用度は高くなった。この大王町のゴミ最終処分場建設は発注前から談合情報の密告は日常茶飯時で、ようやく土木工事は大林組、水処理工事は神鋼環境ソリューションで決着したが、神鋼環境が指名した一次下請けの豊国建設㈱の民事再生申し出の波乱が起きたのは想定外の出来事であった。

 豊国建設㈱の事実上の経営破綻で民事再生が決定すれば、大阪裁判所は工事・材料代金の配当金は3%しかなく、雀の涙で志摩市の下請け業者は、工事のボイコットの構えを見せた事から豊国建設の残りを大林組が引き受けたが、九月十日までの代金の整理が残され、下請け業者との話合いで九月十日までの代金全てを大林組が支払う事を条件に工事は再開された。この条件を神鋼環境ソリューションは豊国建設㈱を一次下請けに指名した道義上の責任から、不払いである九月十日までの全ての代金を代理弁済を申入れ、円満解決を見たが、大林組にしても道義上の責任を取る神鋼環境ソリューションも親会社の存在感を見せつけ信頼を勝ち取った処置であった言えよう。

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