奥志摩タイムス01

Top >  9.国政選挙・衆参 >  郵政民営化?政権交代?追い上げ急な金子洋一候補 九万票台の?攻防戦へ 衆議院三重5区


2005年09月06日

郵政民営化?政権交代?追い上げ急な金子洋一候補 九万票台の?攻防戦へ 衆議院三重5区

 小泉首相は、郵政民営化は国民の支持を受け、法案反対の民主党は選挙に勝てる筈はないとの思い込み、自民党ながら野党と連携して反対した37人の議員は、絶対に許せないと対抗馬を擁立して叩き落すとの執念丸出しの反対派壊滅選挙で自民党は分裂選挙だが「自民、公明両党が過半数を得られるよう全力を尽くす。過半数が得られなくとも反対勢力と協力することは無い。過半数を得られなければ退陣する」と自らの退路を断って総選挙に挑むが、果たして郵政民営化一本の政策論争で良いのか疑問であるが、自信家の小泉首相は勝つの過信が滲んでいる。 

 多くの自民党議員は分裂選挙は、民主党を利するだけで、解散総選挙は避けるべしと後見人を自負する森前首相の忠告(猿芝居)も聞かず森氏も変人以上だとサジを投げる振りの演出も芝居であったと暴露してひんしゅくを買った。

 こうした殺気立つ中での総選挙で、三重5区は自民党の三ツ矢憲生氏、民主党の金子洋一氏、共産党の谷中三好氏の三つ巴だが事実上は三ツ矢対金子の一騎打ちである。

 前回の総選挙は三ツ矢氏が、金子氏に約4万票引離しての圧勝であったが、あれから一年十ヶ月を経過、5区の状況にも大きな変化をもたらしている。

 5区の有権者は約30万人で、勝敗を制するのは伊勢市、度会郡、志摩市の獲得票数は大きなポイントで両市と度会郡で三分の二の約20万人を擁するだけに両陣営とも三地区を重点地域と位置づけ総力を挙げての集票合戦となってきた。

 5区の選挙状況を断言するなら守りの三ツ矢、攻めの金子で当落は9万票に誰が、より多く上乗せ?かの接戦が予想されてきた。

 三ツ矢陣営としては10万票必守、金子陣営は2万5千票の上乗せの勝負となるが、客観状況は金子候補に勢いづき接戦のまま終盤を迎え、勝敗は公示後どの陣営に勢いを出せるかである?。

 前回は、伊勢市と合併する四市町村(度会郡二見、小俣町、御園村)と志摩市の獲得数は、三ツ矢氏は68,583票、金子氏は45,119票で、三ツ矢氏は約2万3500票引離したが、問題は大票田の伊勢市で前回、馴染みの薄かった金子氏も選挙後も着実な日常活動を重ね、顔と名前を売り込み伊勢市でも三ツ矢氏と互角か?それ以上の票の獲得も現実味を帯び、前回より確実に票を増やせる条件の整備は整い5千票増は見込め、逆に三ツ矢氏は減らす可能性は強くなってきた?

 志摩市でも三ツ矢氏は前回、約9200票も金子氏を引離したが昨秋の志摩市長選を境に保守系層の西尾文治氏や大口秀和氏の支持者にも急速に三ツ矢離れは進み、志摩市も1万5千票を挟んだ接戦の卦も出てきた?

 これに加え、鳥羽市も四月の県議補選で民主党系の中村勝氏が自民党候補の水谷重郎氏に圧勝した事を受け前回の4661票差は縮まり互角の戦いも予想され6000台も夢ではないが、離島が基盤の中村県議の動きの鈍さ?が気になるが?

 市長選で、木田久圭一市長に敗れた谷口守行氏や村山俊幸氏の支持者には三ツ矢支持者も多かったが、市長選のシコリが尾を引きそうで減の卦が出ている?注目の度会郡では小俣、二見両町に御薗村は十一月一日の合併を控え度会郡として最後の総選挙だが、前回は三ツ矢氏は、金子氏に約1万1650引離したが、三ツ矢候補は、この金城湯池を守れる?のか興味深い。

 紀勢、大宮、大内山の合併で大紀町となったが三ツ矢氏は、3町で約2100票引離すも三月の初代大紀町長選で、三ツ矢氏は敗れた谷口前紀勢町長を推したことから、柏木町長派は心情的に金子氏?に流れる可能性もあり、前回ほどの票差は無いと見られる。

 この状況に良く似てきたのが南勢町で三ツ矢氏4505票、金子氏1410票で三ツ矢氏の圧勝だが、先の南勢町長選で、三ツ矢氏は橋川県議と共に現職の川口米人町長を支援したが、太田久幸氏に敗れる波乱もあり、客観的状況は、三ツ矢氏の減、金子氏の増の気配を感じさせる。

 紀州路の尾鷲市と熊野市だが、この二市の三ツ矢氏と金子氏の差は約3500票しかなく、前回の選挙では和歌山県の二階俊博後援会の支援を受けたが、今回の選挙は、二階後援会の動きは鈍い上に両市とも過疎化は進み郵政民営化で、郵便局は消える?の不安もあり、郵政民営化反対の金子氏は前回よりは票差を縮めるとも予想され、5区全域の集計でも大接戦の気配は濃厚だが、マスコミは小泉首相の反対派を造反者だと刺客を放つ話題性に関心を奪われ、政治の本質を逸らし郵政民営化の反対?賛成?を前面に打ち出す小泉首相の戦略が今のところ効?を奏しているが、衆院選挙の本質は「政権選択の選挙」である。

 有権者は、この選挙の意義を、しっかりと見極めないと小泉独裁政治の実現で国民は悲劇を見るであろう?

 三重県民の有権者アンケートで解散の是非は、拮抗しており郵政民営化法案否決の解散に否定的な意見は多く選挙後に期待する政党では、岡田政権を望む声が自民・小泉政権より上回るが5区の場合には北勢,中勢と比較して、岡田ブームは今一つ?乗り切れないと見られたが、過半数を取れなければ、代表を退くと退路を断つ悲壮感が、全体を引締めてきた。連合三重やジャスコ系企業や三ツ矢離れの保守票に加え自民党の支持基盤の特定郵便局長らで作る「大樹会」も三ツ矢氏が、郵政民営化に賛成したことから絶縁状を突きつけ自主投票としたが、感情的に金子氏に流れる公算も多く勢いづいてきたことは間違いない。

 民主党としては今回の総選挙は、政権奪取に向けた千歳一遇の好機の到来と三重県五つの選挙区で最少でも三つ、あわよくば四つの議席を狙う意味では5区での結果で四つ目の勝利が鍵で、岡田首相誕生の夢乗せ終盤戦とになれば民主党に追い風ムードの予感さえ漂わせてきた?

 小泉首相は「郵政民営化」の是非を問う郵政解散だと、反対派を小泉流の抵抗勢力と決め付けるが、郵政民営化一本の選挙で、陰に隠されている難問題が多過ぎる?

 小泉首相の衆院解散で廃案になった障害者自立支援法案、停滞したアジア外交、年金、在日米軍の再編や自衛隊のイラク撤退、介護保険や少子化対策に加え、拉致被害者が願う北朝鮮への経済制裁など口を閉ざし、郵政を前面に出し、これらの問題は、総選挙で勝てば黙認せよとの委任状であろうか? 

 総選挙に勝利すれば国民の信任を得たとして二年後の参院選まで続投の意欲を示し(本人は否定)今の自民党内では、小泉首相に歯向かう勢いのある政治家は、払拭されており自民党小泉独裁政権の誕生でもあろう?。

 郵政民営化に反対した自民党の37人に対し小泉首相は、異常までの復讐心を燃やし追い落としの対立候補擁立でマスコミも話題性から、小泉造反粛清劇を取り上げ、民主党の埋没すると危機感を持つが、逆に小泉首相の陰険で冷酷非情な独裁的な手腕に疑問を抱く有権者は、出てくる筈で小泉流の冷徹で自己中心的な独裁政治だと国民は目覚め恐怖を覚え始めた時に潮目は変ってくる?。衆院解散から反対者へ次々送り込む小泉劇場に観衆は興奮して支持率を上げるなど序盤戦は、小泉首相の打算通りの筋書きであったが、小泉自民党が、過半数割れが生じたとすれば最初、画いた9月4日の投票日を公明党の要求で一週間延し11日としたことによって、流れを変えた節目の一週間と言えるだろう?何れにしても今回の勝敗は、どの党が、無党派層の心理を掴み、より獲得するかで勝敗は決するであろう?

奥志摩タイムス02

 <  前の記事 埋立て地に産業廃棄物 鳥羽市し尿処理施設差し止めを 困惑の広域連合?  |  トップページ  |  次の記事 小泉総理 反対派に続々と刺客 内心は長期政権の野望  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://okushima.org/x/mt/mt-tb.cgi/126

         


このページについて

このページは「奥志摩タイムス:三重県伊勢志摩の新聞」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

奥志摩タイムス

Googleで検索
Google
Web検索 本紙を検索