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2005年08月08日

民主党森本哲生県議を擁立 勝敗の鍵?一市二郡久居・一志・多気郡? 三重4区

 郵政民営化法案が参院で否決、小泉首相は間髪入れず、衆院解散は小泉首相の造反者への粛清選挙である。  

 民主党は四区の伊藤忠治氏の引退を受け後継者として、一志郡選出の松田直久県議と松阪市・飯南郡選出の森本哲生県議を軸に選考を進めたが、国政に強い意欲を持ち大票田の松阪市が、選挙区の森本哲生県議が、松田県議を押切る形で擁立を決めた。

 旧三重2区時代の昭和38年、野呂恭一県会議長が長井源氏の後継者として、旧三重二区から出馬以後の選挙区は田村×野呂戦争が勃発、恭一氏が病に倒れ、政界引退後も昭彦氏へと引き継がれ、小選挙区の導入後、野呂昭彦氏は自民党を離党、平成8年の総選挙では新進党から出馬、自民党の田村憲久氏との一騎打ちで、二代に亘る田村×野呂時代の開幕も野呂氏は敗北後、松阪市長に都落ち、次いで、県知事へと駆け上がる過程で田村氏は野呂氏を支援、因縁の田村×野呂戦争も終幕と思われた矢先の四区から、民主党は森本哲生県議の出馬させてきた。

 森本県議の擁立は平成15年の県議選で約2万5千票を獲得した実績、昨年の参院選での四区の大票田松阪市で民主党は自民党を3000票、四区全域で7万票余獲得、約4000票上回った。

 「国会は田村、県会は森本」と両候補の後援会は、重複しており森本氏の出馬で、ねじれ現象を起こし、野呂知事も頭を悩ますことになった?野呂知事は当選以来も田村・野呂系は松阪市長選で下村市長を互いに推して当選させたが、今回は野呂知事も踏み絵される思いであろう?

 野呂昭彦知事の当選は北勢地区での圧勝が勝因だけに、如何に四区に大きな戦力を誇る田村後援会と言えども県全域を比較した場合民主党候補をムゲに出来ない事情も隠され、これらの背景を指して田村×野呂の戦の再現かと?騒がしい。

 前回の四区は田村王国に民主党は、ベテランとは言え馴染みの薄い伊藤忠治氏を担ぎ236組合、16団体の推薦労組の推薦も主力の三教組は、前々回の総選挙で「自社さ連立」の関係で、田村氏を支援した経緯もあり、伊藤氏に推薦状を出したのは、告示後で各支部への浸透も図れず、田村憲久氏は約4万3千票引離したが、今回、共産党は、候補を見送り、共産党の獲得数約1万700票の流れは民主党に有利に動く事も予想され?又、郵政法案で反対を表明しながら、賛成に廻る裏切りから「大樹会」の郵政票も確実に減ることも間違いはなく、意外な展開を見せる事も考えられてきた?

 小泉首相は自、民・公明の両党で過半数獲得の成否がポイントで自民の下野?民主党の政権奪回?かと注目される中で、党内基盤の弱い岡田克也民主党代表としては、地元三重県での戦果が問われ、三重県初の総理大臣への願望を込めた、

 総選挙だけにムード的には民主党に追い風は吹き四区でも一歩も引けない戦いを進めるが、松阪市、飯南郡は森本候補は善戦する?が、久居市、一志郡、多気郡で、どこまで田村候補に肉薄するかが、ポイントで前回の総選挙は田村氏は久居市、一志郡で民主党候補に約1万2千票の差、飯南郡、多気郡で約11,500票引き離したが、飯南郡は森本氏の地盤故に前回ほど票の開きは無いと見られ接戦説は、昨年の参院選で芝博一氏は、四区で自民候補に約3400票差を付けた実績もあり、選対の松田直久県議や二人の参院議員の運動次第で大接戦も予想される?注目される中で、野呂知事の動向が注目を集める所以(ゆえん)である。 

 二年後の知事選を考慮すれば、民主候補に加担した方が優位に運ぶが、田村後援会とは再び怨念戦争の勃発?昭和38年の総選挙から、始まった因縁対決も野呂昭彦氏の松阪市長、知事選で両者の仲も雪解けムードに水を射すような今回の四区からの民主党の候補者の擁立である。

 野呂知事は「知事の立場でどうこう言うことじゃない」と早くも及び腰の野呂知事だが既に旧野呂会の多くの人は、心情的に森本候補に多く流れる傾向は見せており、野呂知事としては民主党からの四区の候補者擁立は悩ましい問題の発生である。叔父の元氏が衆院選出馬以来50年、田村王国を誇ってきたが田村氏と森本氏の票差は意外と少ない?

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